Blind Climber
濵ノ上 文哉
はまのうえ ふみや
パラクライミング日本代表。男子B2クラス(視覚障害者クラス)、世界の頂点に君臨※1する日本代表チームの絶対的エース※2。1990年2月生まれ。中学時代、進行性の難病「網膜色素変性症」との診断を受ける。現在は視力約0.01、視野約5度という重度の弱視。しかし、その制約こそが「研ぎ澄まされた身体感覚」を呼び覚まし、彼を世界の最前線へと押し上げた。
「パラクライミングが、諦めかけていた気持ちの扉を開いてくれた」
2016年、当時26歳。パラクライミングとの出会いが人生を劇的に変えた。将来に対する明確な展望を持てずにいた中で、「競技への情熱」を手にした彼は、わずか2年で日本代表へと駆け上がる。初出場の世界選手権で銅メダルを掴み取ると、2021年・2023年には世界選手権2連覇という金字塔を打ち立て、名実ともに世界最強のパラクライマーであることを証明した。
「注目され続ける選手であることも、自分の役割です」
現在は株式会社エイト日本技術開発のアスリート社員として活動しています。「パラアスリートが、子供たちの憧れる『職業』になる未来をつくる」。その強い使命感を胸に、自らのパフォーマンスでパラアスリートの価値を再定義しています。単なる競技者の枠を超え、講演活動や商品開発、モデル、障害者スポーツのイベント開催など、自らの生き方を通してパラアスリートの新たなロールモデルを体現し続けています。
※1 世界選手権2連覇(2021年・2023年)、ワールドカップ通算6勝。
※2 2021年以降、国内主要大会(日本選手権・ジャパンシリーズ等)において無敗の10連勝記録を更新中。